作詞

もしも作詞につまずいたら vol.1

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もしも作詞につまずいたら vol.1

「書けない」ことを恐れない

歌詞を書いていると、スムーズに最後まで書ける時は10%ほどで、

残り90%は「途中でつまずく」のが普通です。

 

ですので、良い歌詞が思い浮かばなくなっても、そこで

「私には作詞の才能がないんだ」

なんて思ってしまうのはとてももったいない事です。

  全書き換えもOK!作詞は粘り強さがカギ

余談ではありますが、私は今まで自分で書いた歌詞の5割程度は、最初に書いたものを全書き換えして完成させています。

作詞にかける時間は短ければ短いほど良いので、お勧めできる手法ではないのですが、

  • 言いたいことが散らかってまとまらない
  • 内容がぼんやりしている

と言う時には、そもそもの「切り口」を変えていく必要があります。

故に一度状況をまっさらに戻す「全書き換え」が一番手っ取り早い方法といえるのです。

 

例えば

同じ「卵」という素材を使って「スクランブルエッグ」を作るのか、

それとも「だし巻き卵」を作るのか。

何を作るかによって使うキッチンツールも調味料も変わってきますよね。


このように、例えば同じ「失恋」をテーマにするにしても、最終形によって選ぶべき言葉は全く異なってくるのです。

頭を切り替え、

テーマの練り直しから再スタートしてみましょう。

  歌詞は絶対にあなたを裏切らない

「せっかくここまで書いたのに…」

誰もがそう思うでしょう。

歌詞を書くというのは身を削る作業なので、一つの言葉をとっても愛着が湧いてしまうものです。

 

しかし、現状の歌詞に囚われていてはどんどん頭がねじれていってしまい、結果いまいち心に響かない歌詞になってしまいかねません。

 

これは作詞以外でも言えることですが、思い切ってすべてを白紙に戻す勇気も時には大切です。

 

頭を切り替えた先に、思いもよらない素晴らしい歌詞が待っているかもしれないのです。

そのチャンスを見過ごすほうがもったいないと思いませんか?

 

とはいえ、本当に全てをなかった事にするわけではありません。

途中まで書いた

歌詞は、ストックとしていくらでも取っておけます

 

「歌詞は裏切らない」

 

私はいつもこう思っています。

今回は使えなかったけれど、自分が必死で書いた歌詞というのは、いつの日か必ず別の状況で自分を助けてくれる時が来るものです。

 

とはいえ、「全書き換え」だけが解決策ではありません。 

では、どのような方法があるのでしょうか?

次のコラムで書いていきたいと思います。

 

by 純乃 吟 ( PRODUCERS,INC )

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