作詞中に立ち止まってしまった時。
「これは本当に良い歌詞なのかな…」と思ってしまった時。
『もしも作詞につまずいたら vol.1』で記述したような「全書き換え」だけが解決策ではありません。
リライト(書き直し)の具体的な方法とは
歌詞のダイエット
今手元にある未完成の歌詞を、今一度よく見てみましょう。
・感動や共感ができない
こういった場合は歌詞のシェイプアップが必要になります。
やり方はとても簡単で、今ある歌詞の中から「必要ない(と思われる)もの」を消していけば良いのです。
「どれを選んでいいかわからない」
こう思ったあなたの歌詞は、「説明しがち」な歌詞になっていませんか?
「説明しがち」な歌詞は、前の言葉や後に続く言葉に大きく依存している場合が多いので、
どこかを削れば意味が大きく変わってしまうという危険性があります。
そうすると「どの言葉も必要」となってしまうわけです。
本当に伝えたいことを、スマートに書く
その場合はまず 『プロに近い歌詞の書き方 vol.2』をご覧頂き、「説明しがち」な歌詞からの脱却を優先してください。
もしその問題を乗り越えている歌詞であれば、部分的にいらない言葉を見つけ出すのは難しいことではないはずです。
そして歌詞をシェイプアップすると、削った歌詞の部分に空白が生まれます。
そこには「リスナーに伝える」ための新たな言葉を厳選して入れていきましょう。
歌詞はメロディあってのものですので、言葉数に限りがあります。
そしてこの
「メロディの持つ文字数」に言葉を合わせる
というのは、作詞の基本中の基本です。
一つ一つのフレーズを慎重に使わなければ、伝えたいことの半分も書けてないのにもう余白がない!なんてことになりがちです。
いらない言葉は削り、分かりづらい表現はより伝わりやすくスマートなものへと変更する。
太ってボンヤリしてしまった歌詞には、ダイエットが必要なのです。
by 純乃 吟 ( PRODUCERS,INC )
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